桃太郎と金太郎と浦島太郎が同じ世界に!!
小学生時代にドはまりしたスーパーファミコン(以下、SFC)のRPGがこれです。
新桃太郎伝説 [SFC]
amazonで見たら、新品だと4万円超えなのな。
中古だと約900円だけど。(2016/07/22現在)
純和風で、日本昔話が混ぜこぜのRPG。
まさに今のauのCMみたいな世界観です。
この「新桃太郎伝説」は「新」がついているからわかると思いますが、続編です。
実はこのSFC版が出るまでには、いわゆる桃太郎伝説シリーズとして下記のようなラインナップで売り出されていたのです。
メジャーなすごろくゲームの「桃太郎電鉄」よりこの「桃太郎伝説」の方が発売は先。
※FC=ファミコン、PCE=PCエンジン(今の人ってPCEって知ってる?)
①桃太郎伝説 [FC] 1987年10月26日発売
パーティーが桃太郎1人のみのRPGです。
ドラクエ1みたいな感じですね。
裏話をいろいろ調べると、ドラクエⅠを意識しまくって作ったらしいです。
②桃太郎伝説ターボ [PCE] 1990年7月20日発売
前作のリメイク版。
ストーリーはほぼ同じですが、グラフィックが格段に良くなっています。
(PCE画像探すの大変だった)
③桃太郎伝説Ⅱ [PCE] 1990年12月22日発売
ドラクエを意識しているからか、「Ⅱ」というようにローマ数字表記。
②の桃太郎伝説ターボの続編です。
和風RPGなんだから、「二」とか「弐」とかのほうがかっこよかったと思うが。
発売前から、味方キャラクターが多いのが話題になっていた。
(同じく画像がなかなかなくて困った)
④新桃太郎伝説 [SFC] 1993年12月14日発売
今回プレイ日記を書くSFCソフト。
題字は渋いが、これまでのシリーズと異なり、タイトル絵にキャラクター画像なし。
ストーリーもかなりハードでシリアスなものになっている。
①~④を整理すると、、、
こんな感じ。
発売までに、上記のようなよくわからん紆余曲折を経ています。
ちなみに、こよみはFC版もプレイ済みです。
SFC版の新桃太郎伝説は、当時かなり話題になりました。
RPGとして数々の新システム!!
(プレイ日記内で順次紹介していきます)
総勢19名から選抜するお供たち!!
(ドラクエ5に続き、こよみはたくさんの仲間の中からパーティー選択するRPGが好きなのかも。次プレイ日記候補のFF6もそうらしいし、そもそも、いろいろキャラ選択に自由度があるRPGでないと、他人のプレイ見てても楽しくないしね)
いろいろと思い出に残るRPGではあるのですが、いかんせん戦闘でのゲームバランスは微妙なのです。
ちなみに、和風RPGらしく、
・HP→体力
・MP→技
・呪文→術
・レベル→段
・経験値→心
とかの表記ですが、わかりづらいので今回はドラクエ表記に倣って説明します。
広告
新桃太郎伝説の登場キャラクターについて
以下に、主要キャラクターである4名を紹介します。
特に何も考えずにゲームを進めるとひたすらこの4名で冒険することになります。
桃太郎【かなり戦士よりな勇者】
新桃太郎伝説にはドラクエでいう職業の概念はないのですが、わかりやすくいうなればまさに勇者です。
専用武器:刀(カタナ)
主要習得呪文
・回復呪文:ホイミ、ベホマ、キアリー、ザオリク
・攻撃呪文:ギラ
・補助呪文:ルーラ、リレミト、トヘロス、トラマナ
習得呪文からみてもまさに勇者ですね。
このゲームでは、ルーラを習得できるのが桃太郎だけなので、かなり重要です。
これらの他に桃太郎は「鹿角(ろっかく)」という術をもっています。
敵全体に会心の一撃を繰り出すというゲーム内でも屈指の最強術なのですが、消費MPが最大MPの30%という設定のせいで、いくらレベルが上がっても使用回数が3回というのが変わらず、術の強さに反比例して使いづらい術であり、ギガデインとはちょっと毛色が違うのです。
勇者は勇者ですが、MPが高いわけでもなく、戦闘においてはギラも早々に役立たずになるため、通常戦闘ではほぼ物理攻撃のみとなります。
つまり、かなり戦士よりな勇者なわけです。
金太郎【守備力皆無の戦士】
金太郎はいわゆる戦士なので、MPがゼロです。
MPの代わりにHPを消費する「相撲技」を習得しますが、役立つのはルカニ&ヘナトスくらい。
専用武器:鉞(マサカリ)※イラストはどう見ても斧だが。
主要習得呪文
・補助呪文:ルカニ&ヘナトス(ただし、最大HPの1/4のHPを消費)
(※ドラクエのヘナトスって最近だから知られてない気がする。敵攻撃力ダウンの呪文ね)
雑魚戦でいちいちHP消費してる場合じゃないので、ルカニ&ヘナトスはボス戦専用。
つまり、通常戦闘ではただひたすらに物理攻撃なわけです。
また、金太郎の最大の特徴は、装備に恵まれず、戦士のくせに守備力が紙ということ。
そら、あの腹掛けに防御力を期待したらあかんわな。
浦島【かなり戦士よりな僧侶】
浦島太郎は本作中では「浦島」表記なのでそれに合わせます。
いわゆる僧侶なのですが。。。
専用武器:銛(モリ)
主要習得呪文
・回復呪文:ホイミ、べホイミ、ベホマ、ベホマラー、ベホマズン、キアリク、ザメハ
・攻撃呪文:イオ、マヒャド
・補助呪文:スクルト、マジックバリア
ベホマズンとマジックバリアは、普通に冒険してるとクリア時点で習得が間に合いません。
それくらい習得が遅い。
また、加入時期がそんなに早くないため、その時点でイオの力不足感が否めない。
最終的には与ダメージが大きな全体攻撃呪文を習得するものの、そのころは仲間のHP回復で手一杯なので、いたずらにMPを浪費するわけにもいかず、攻撃呪文をぶっぱなしてる場合じゃない。
つまり、通常戦闘ではただひたすらに物理攻撃なのです。
かなり戦士よりな僧侶なわけです。
夜叉姫【守備力皆無かつHPの低い戦士】
紅一点の夜叉姫です。
勇者→戦士→僧侶ときたら、最後はてっきり魔法使い枠だと思いきや、なんとびっくり戦士枠です。
専用武器:杖(つえ)
主要習得呪文
・補助呪文:ルカナン、マホトーン、マホトラ、バイキルト
補助呪文は多少つかえるものの、それらはボス戦専用で、通常時の雑魚戦でいちいち使ってらんないってのが正直なところ。
しかも、このゲームのバイキルトは攻撃力10%増とか、それくらいのインパクトしかありません。
つまり、通常戦闘ではただひたすらに物理攻撃なのです。
守備力が紙で、かつ、HPが低い戦士です。
おさらい
以上を振り返り、わかりやすくまとめると、
・桃太郎 → 戦士
・金太郎 → 戦士
・浦島 → 戦士
・夜叉姫 → 戦士
・・・・・・
こんなRPGが面白いわけがない。。。
おおかたの予想通り、上記の基本メンバーのまま冒険を進めると、戦闘ではかなり苦戦します。
しかし、 ストーリーの進行に合わせてメンバーを交代させると、有利に冒険を進められるのです。
なんと実は総勢19名の仲間キャラクターがいます。
ほとんどは使えないギャグキャラばっかだけど。
ひと工夫する、もしくは作戦をうまく立てる、システムの穴をつくだけで、急激に楽になるRPG。
それが「新桃太郎伝説」なのです。
当時リアルタイムでやっていた人はそんな印象はあんまりないと思いますが、次はこれでプレイ日記を書いてみようかなと。
こんな風にキャラをうまく回せば、レベル上げせずに楽勝で進めますヨってなやつを。
お楽しみに。
↓プレイ開始